サンダーマックスのスピードメーターの設定はスマートリンクのBasic Settings -> speedo calibrationで設定する。数値は車体の年式&車種をマニュアルで参照して入力するだけ。
マニュアルでは「この設定が間違ってる状態で走行してスピード違反でつかまってもメーカーは責任とりませんよ」とも書いてあった。実際のところ、このSpeedo Calは「速度計算をするための数値」ということで間違いなさそう。
マニュアルを読み進めば、「SpeedoCal値はミッション、リヤプーリー(スプロケット)、タイヤサイズ、その他との相関関係で決まる。」とも書いてある。
なるほど。でも≪相関関係≫ってすごく興味深い。だとしたら、相関関係にあるどこかをイジるとメーターの速度表示が狂うのか・・・。
それなら、ギヤ比が変わるカスタムなんかをやれば、SpeedoCalの修正が絶対に必要なはず。。はて、そのやり方は?
マニュアルにはそれ以上の情報がないので調べてみた。そしたら「Speedo Cal計算式」なるものが存在することが分かった。情報としては無保証だけど、ファイルの出どころはジッパーズのサポートだそうで受け取ったユーザーがファイルを公開している。
実際のところ、計算式は表計算ソフトのスプレッドシート。これをエクセルで開いてみると3つの表になっていた。
ネットで拾ったスピードキャリブレーション計算表(無保証)
リアスプロケットの交換によるSpeedoCal計算
タイヤ直径によるSpeedoCal計算
メーター表示速度VS実測速度
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そういえば、日本仕様の07ダイナのリア・スプロケットは本国の07モデルのやつより丁数が少ない。ともすればマニュアルの数値は多少精度に問題があるのかもしれない。
これを使って07ダイナのスプロケットを計算してみると・・・
行 | 項目 | 数値 | 単位 |
1 | 06-08ダイナSpeedoCal規定値 | 45900 | p/mile |
2 | {07本国モデルのリアスプロケット} | 66 | 歯 |
3 | {07日本仕様のリアスプロケット} | 64 | 歯 |
4 | 日本仕様のSpeedoCal(推測)
= 規定値 x (64 ÷66) |
44509.09 | p/mile |
ってことで、日本仕様の07ダイナの正しいSpeedoCalはマニュアルの45900から約3%ほど低い数値が推測される。スプロケのことはDラーで確認願います。
この表は万能ではなく、とりわけ、複合的なカスタムに対しては「表示速度VS実測値」の表で計算すると速度表示は矯正されるが、新しい数値が規定値からあまりにもかけ離れた場合、ウィンカーモジュールが正しく動作しないなどの問題が起きるとのこと。以上、speedo calについてのメモでした。
次回は「アイドリング時のAFRを撮影してみた」です。