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ジェルジーカスタムのオイルゲージ
2009年7月6日
リリーフ・スプリングを取り替えてからエンジンがホント静か。いったい油圧はどうなってるんだろう…。ということで、06ダイナに適合する油圧計を検索したらJerzee Customのオイルゲージに関してコメントしてるサイトがいくつか見つかりました。
実際に販売しているサイトを探して出して(こちら)送料込みの見積りをメールでリクエストしたら、わずか20分後、下のメッセージが添付されている見積り書がPayPalからダイレクトでメールで届いた。
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TM039. TMにない自動ノック制御
2009年6月25日
イオン知見システム(Ion Sensing System)
ノーマルのECMには異常燃焼時に発生する「イオン電流」というものをスパークプラグの電極間で検知し、点火時期を自動的に制御しノッキングを制御する仕組みがある。イオン電流がシステムの根底にあるので、「イオン知見システム」というような意味の英語の名前がついている(ION SENSING SYSTEM)。ライダーの五感では気付かないわずかな異常燃焼を感知し、瞬時に異常燃焼を「予言」するほど精度が高く、ノッキングが起きる前に手を打つことができる大変スマートなシステムだそうだ。
すごく役立つ機能なのに、TMにはついていない。ジッパーズのサポートは疑問を抱くユーザーには、ただ単に「ノックセンサーは使用していない」とだけ返答しているようだ。そもそもThundermax...
TM038. 新機能「Accelerated Auto Map Procedure」
2009年6月16日
ソフトウェアとマニュアルが更新され、バージョンはそれぞれ2008.1.11と20090528になった。
今回追加された注目の項目は「Accelerated Auto Map Procedure(高速自動マップの手順)」(57ページ)。学習走行とマップの読み書きというプロセスを数回繰り返すだけで、燃費を改善させたりさまざまなカスタムに対応できるようになった。
やり方は簡単。PCに接続してマップを読み込み、それをすぐに書き戻すだけ。
1)PCを接続し、ソフトウェアとファームウェアを最新のものに更新する(元々のベースマップで最低100マイル(160km)走行済みの状態でスタート)
2)再度接続し、マップを読み込む Map...
ベイズリー・スプリング
2009年6月6日
オイル・ポンプのスプリングを変えてみた。写真左がノーマル、右がLatus Motors Racing製強化スプリング、別名「ベイズリースプリング」
正式名称は「オイル・ポンプ・プレッシャー・リリーフ・スプリング」で、カムカバーの中のカム・サポート・プレートに内蔵されているバネ。冷間時や高回転時に油圧が規定以上に高くなるとバネが縮んで弁が開き、余分なオイルを別ルートに迂回させて油圧を規定値に下げる働きがある。
これを強力なバネに換えると油圧が上昇し、ヘッド周辺へのオイルの循環がよくなる。ハイカムへ換装、リフターの交換やバルブ・スプリングを強化するときに副次的に行われるカスタムだそうだ。しかし、ノーマルエンジンへのアプリケーションとなると、その目的は潤滑はもとより「ある種のエンジンノイズを8割がた無くす」ことにある。
で、実際やってみて、その効果に心底驚いた。
新車で購入してからというもの、エンジンが温まるとまるで自転車のスポークに針金をこすり付けて回すようなテケテケ音が必ず聞こえる。ディーラーの人に尋ねても「異音ではない」とポツリ。気温が上がると音量が増すので夏場になると気になって仕方がなかったのだが・・・。
静かなエンジンって、モノスゴク快適。。。
スプリングはLatus...
TM037. アイドリング時のAFRを撮影してみた
2009年4月12日
VHのサンダーマックスコミュニティーで、アイドリングモニター時のAFR値フロントとリアで動き方が違うという内容の書き込みがありました。
自分のバイクではどうなってるのか気になったのでその様子を撮影してみました。VHの掲示板ではビデオのアップロードができないので、こちらでアップしてみた。アイドリング中、AFR値が小刻みに動きましたが、僕のバイクでは特にフロントとリアで動きに方に違いはないようです。
次回は「ベイズリー・スプリング」です。
TM036. Speedo Cal 計算式
2008年10月10日
サンダーマックスのスピードメーターの設定はスマートリンクのBasic Settings -> speedo calibrationで設定する。数値は車体の年式&車種をマニュアルで参照して入力するだけ。
マニュアルでは「この設定が間違ってる状態で走行してスピード違反でつかまってもメーカーは責任とりませんよ」とも書いてあった。実際のところ、このSpeedo Calは「速度計算をするための数値」ということで間違いなさそう。
マニュアルを読み進めば、「SpeedoCal値はミッション、リヤプーリー(スプロケット)、タイヤサイズ、その他との相関関係で決まる。」とも書いてある。
なるほど。でも≪相関関係≫ってすごく興味深い。だとしたら、相関関係にあるどこかをイジるとメーターの速度表示が狂うのか・・・。
それなら、ギヤ比が変わるカスタムなんかをやれば、SpeedoCalの修正が絶対に必要なはず。。はて、そのやり方は?
マニュアルにはそれ以上の情報がないので調べてみた。そしたら「Speedo...
TM035. 始動設定3項目
2008年9月26日
サンダーマックスのエンジンのエンジン始動に関する設定項目はIAC Home Positikon、Cranking fuel、Initial fuel pulseの3つ。全てBasic Settingパネルから設定できる。
1. IAC Home Position
「IAC」はアイドル・エア・コントロールの略。エンジンが動いているときスロットルから手を放してもアイドリングできるように空気の量が自動で調整している。しかし、始動一発目の火入れに必要な空気の量はIAC...
TM034. SmartLink バージョン 2008.1.1
2008年9月16日
9月に入ってからサンダーマックスのインターフェースソフト「スマートリンクIV」の最新バージョン2008.1.1が公開されている。スマートリンクのConfigure > SmartLink Updateと操作することでダウンロードが可能になっている。
この更新でたくさんの新機能が盛り込まれた。一度は縮小されたIAC-AUTOが「復活」している。
1)IAC Autoがリファインされた
IAC-AUTOは、ユーザーが設定したアイドリング回転数を正しく保つために適切な空気流量を設定する機能。かねてからその動作と段取りに問題があり正しく機能しない場合があった。前バージョンではいったんボタンが削除されるにいたったが、今回復活を果たした。IAC-AUTOが実行されるたびにIACオフセットをクリアするようになり、繰り返して実行しても期待どおりの仕事をするようになった。
2)新型のデータアナライザーを搭載
ToolsからAuto...
2008年 24か月車検
2008年5月11日
2008年4月初めての車検。マスターシリンダーからブレーキオイルがにじみ塗装にダメージがあったため補償交換となった。
<車検>
検査手続き代行: 18,900円
重量税:5,000円
検査手数料: 1,700円
自賠責24カ月:13,400円
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計: 39,000円
<点検・整備>
工賃 2.3hrs...
TM033. 8°vs 25°インジェクター
2008年2月21日
06前期型のインジェクターは噴射角8度で噴射穴が3つのタイプ。一方、06後期型~07モデルは25度角で穴は6つ。06~07モデルに付いてるこの2種類のインジェクターについてはブログにメモしておきたいと思ってたけど、謎が多くてなかなかメモがまとまらない。我がダイナには8°がついていた。つまり06前期型だったわけです。
8度と25度の噴射量の違いについて
2つのインジェクターの違いについては諸説あって、ひとつは25度ものは古い8度に比べて噴射量が15%増えたとする説。しかし、巷の掲示板では25%増量された数字をよく目にする。あるいはSERT(純正のレースチューナー)では2つのインジェクターの扱いは同じだというユーザーの証言から噴射量は8度も25度も変わらないという説もある。どれが本当なのか結局わからない。
じゃ、噴射量は増えたのか増えていないのか
25°インジェクターは元々はCVOの103CIモーターをサポートしていたこと、サンダーマックスやパワーコマンダー3では25度用のマップがあること、また純正ECMも25°用の再設定が必要なこと、そして8度から25度に変更することを一般的に「アップグレード」と呼んでいることなどが噴射量が増えたか増えてないかを推し量るヒントかも知れない。しかしこれも憶測の域を出とらん。
で、結局25°はファイナルアンサーなの?
06のインジェクターが2006年2月以降25°へと変更となったのは、8度スプレーに始動とスムーズさに問題があったからで、だとしたら我ローライダーも25°への変更を絶対に申し出たい。噴射口が増えて霧のパターンが改善された。「霧がちゃうねん!」ってことでファイナルアンサーです。これは間違いない。
でも、ちょっと待って。。だったらどうして08モデルのインジェクターは25°でなくて05のものに戻ってるの?...
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