103エンジンのカムのこと

103エンジンに搭載されているカムについて調べてみた。
従来のものとの違いなど。

情報ソースはこちら

【 わかったこと 】
103の本国モデルでは2013年モデルまでTC96と同じカムがついていた。
2014年にカムが大幅に変更された。

変更点は何?何がちがうの?

【 概 略 】
2014年版にはオーバーラップがあり、リフト量が増えた。

 

説明画像があったので、拝借します。

 
【 図の説明 】
  緑=インテイクバルブが開いているとき。
  赤=エキゾーストバルブが開いているとき。
TDC =上死点
BDC =下死点

【 図が示している特徴 】

2014年(図右)では

1)バルブが開く~閉じるまでの「作用角」が増加している。

2)インテイクとエキゾーストが同時に開いている「オーバーラップ」がある(黄色の円内)

図ではリフト量について情報ないですが・・・

3)リフト量が増えた(SE255より小さい) 

 

【 スペックの詳細と比較 】

カム Intake Exhaust Overlap LSA
(*)
リフト 作用角 LC リフト 作用角 LC
07up -12 30 0.465 198 111 38 4 0.465 222 107 -8 109
2014 Rushmore 3 30 0.511 213 103.5 43 10 0.511 233 106.5 13 105
SE255 6 25 0.556 211 99.5 48 7 0.556 235 110.5 13 105
Andrews21H 10 30 0.498 220 100 40 8 0.498 228 106 18 103
Andrews48H 13 29 0.548 222 98 43 15 0.548 238 104 28 101

表のソースはこちら

2014年でずいぶん変わったんですねぇ。表右端のLSAはセパレーション。2013モデルとの比較で4°狭い。数値だけの比較で言うと、2014年モデルは、従来より中低速トルクを増大させる方向へシフトしたとも言えます。また、リフト&作用角増加=吸気量増で出力あがる。オーバーラップはスムーズな吹け上がりに貢献するだろうし、おそらくはエンジンブレーキやアクセルのツキも少し変わったんじゃないでしょうかね。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です